WPI とは?

世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)

World Premier International Research Center Initiative

世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)は、平成19年度から文部科学省の事業として開始されました。世界から第一線の研究者が多数集まってくるような、優れた研究環境ときわめて高い研究水準を誇る、「世界から目に見える研究拠点」の形成を目指しています。

日本全国のWPI拠点

現在、日本全国には17のWPI拠点と、2023年度に新たに採択された1拠点を合わせて18の研究拠点があります。いずれも国内外から多くの研究者が集まる国際色豊かな環境で、最先端の研究を進めています。

それぞれの特徴を参考に、興味のある拠点のウェブサイトをのぞいてみてください!

拠点名(設置順)特徴
東北大学
 材料科学高等研究所(WPI-AIMR)
国際頭脳循環のハブとなる材料科学研究拠点
世界トップの材料科学研究拠点形成
東京大学
 カブリ数物連携宇宙研究機構
(WPI-Kavli IPMU)

宇宙の起源と進化の解明を目指す融合型研究拠点
京都大学
 物質ー細胞統合システム拠点
(WPI-iCeMS)
細胞科学と物質科学を統合した学問分野
メゾ領域で創出
大阪大学
 免疫学フロンティア研究センター
(WPI-IFReC)
免疫学の基礎研究を究め、免疫疾患の克服
目指す
物質・材料研究機構
ナノアーキテクトニクス材料研究センター
(WPI-MANA)
マテリアル・ナノアーキテクトニクス
新材料開発のための新しいパラダイム
九州大学
 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
(WPI-I²CNER)
カーボンニュートラルエネルギーによる
環境調和型で持続可能な社会の実現に貢献
筑波大学
 国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)
睡眠覚醒機構の解明を目指し、
基礎から臨床までを網羅する
世界トップレベルの睡眠医科学研究拠点
東京工業大学
 地球生命研究所(WPI-ELSI)
地球と生命の起源を探る国際融合研究拠点
名古屋大学
 トランスフォーマティブ生命分子研究所
(WPI-ITbM)

世界を分子で変える:合成化学と動植物科学の融合
東京大学
 ニューロインテリジェンス国際研究機構
(WPI-IRCN)
究極の問い
「ヒトの知性はどのようにして生じたか?」に、
脳神経発達の理解から迫る
金沢大学
 ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI)
細胞内外の「未踏ナノ領域」を開拓し、
生命現象の仕組みをナノレベルで理解する
北海道大学
 化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD)
化学反応の本質的理解に基づく合理的設計と
高速開発
京都大学
 ヒト生物学高等研究拠点(WPI-ASHBi)
多分野融合研究により、ヒトの設計と
その破綻機構を解明
高エネルギー加速器研究機構
 量子場計測システム国際拠点(WPI-QUP)
素粒子物理、宇宙物理、物性物理、計測科学、
システム科学を融合
大阪大学
 ヒューマン・メタバース疾患研究拠点
(WPI-PRIMe)
バイオデジタルツインを活用した
ヒト疾患メカニズムの
包括的理解と超個別的医療の実現
広島大学
 持続可能性に寄与するキラルノット超物質拠点(WPI-SKCM²)
持続可能な社会実現に資する、
自然界の限界を超える
結び目構造を有する人工物質
慶應義塾大学
 ヒト生物学‐微生物叢‐量子計算研究センター(WPI-Bio2Q)
ヒト生物学-微生物叢-量子計算の
融合研究に基づいた健康長寿基盤の解明
東北大学・海洋研究開発機構 
 変動海洋エコシステム高等研究機構
(WPI-AIMEC)拠点HP 準備中
※令和5年度 新規採択拠点
地球温暖化などの環境変化に対する
海洋生態系の応答・適応メカニズムの解明、
海洋生態系の変動予測の実現