ご支援のお願い
人類は、様々な化学反応の発見を積み重ねてその生活を豊かにしてきました。しかし、真に革新的な一つの化学反応を発見するまでには、数十年単位の時間が必要であり、このままではエネルギーや資源の枯渇、汚染といった、大きな課題を解決するためには時間が足りません。
北海道大学化学反応創成研究拠点（ICReDD）は、反応開発の進め方を一新すべく、計算科学、情報科学、実験科学の融合研究に取り組み、人類の未来に必要不可欠な化学反応の高速開発を目指して研究を進めております。
ICReDDは、豊かな未来社会の創造に貢献してまいりますので、皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。
（設置責任者） 拠点長 前田 理
ICReDDへの寄附は北大フロンティア基金のウェブサイトにて受け付けておりますので、寄附をご希望する方はこちらのリンクまで申し込み手続きを行っていただけるよう、よろしくお願いいたします。
（※2024年４月現在：寄附ページ更新準備中）
北海道大学化学反応創成研究拠点（ICReDD）とは
ICReDDは、文部科学省の事業である世界トップレベル研究拠点プログラム（WPI）に採択され、2018年10月に設立された研究拠点です。高度に国際化された研究環境と世界トップレベルの研究水準を誇る国際拠点の形成を目指して、世界各国から集まった研究者が日々研究を重ねています。
化学反応は自然界のあらゆるところに存在しており、化学反応の制御は、人類を豊かにする根幹をなす技術ですが、一方で新しい化学反応の開発は実験的なトライアンドエラーに頼っており、一つの反応を開発するためには、膨大な時間を使って数百数千回もの実験を繰り返さなければなりません。
ICReDDが確立しようとしている「化学反応創成学」は、量子化学計算に基づく最先端の反応経路自動探索法により化学反応経路ネットワークを算出したあと、情報科学を応用して実験に有用な情報を抽出することで最適な実験条件を絞り込みます。これらのステップを踏むことにより、膨大な量の試行錯誤を強いられてきた化学反応の開発速度を、大幅に向上させることができます。
また実験科学のデータを、情報科学を通じて計算科学へとフィードバックすることにより、三つの分野が一体となって化学反応の設計手法を向上させ、洗練させることが可能になります。
ICReDDは、計算科学・情報科学・実験科学の融合によって反応開発の進め方を一新し、現在および将来の人類的課題の解決を目指して研究活動を推進しております。
基金の使途
皆様からのご支援は、以下の活動のために大切に使わせていただきます。
人材育成
若手研究者の養成や海外派遣などの支援
研究支援
若手研究者のスタートアップ、融合研究推進などの研究活動支援
社会貢献活動
公開講座・講演会等の開催、全世界に向けた研究成果等の情報発信
拠点の管理運営
施設設備等の環境整備、研究支援スタッフなどの雇用
寄付の特典
（１）ご寄附をいただきました皆様には、以下の特典を用意しております。
・「北大フロンティア基金」の特典。
・ICReDDのホームページにご芳名とメッセージを掲載いたします。
（２）30,000円以上のご寄附をいただいた方（ご希望の方のみ）
・ICReDDの定期刊行物をお送りいたします。（一年間）
（３）50,000円以上のご寄附をいただいた方（ご希望の方のみ）
・記念品（ICReDDグッズ）をお送りいたします。
（４）200,000円以上のご寄附をいただいた方（ご希望の方のみ）
・ご芳名を刻印した銘板を、令和5年4月完成のICReDD新棟へ掲示いたします。
化学反応豆知識 （あらゆるところに存在する化学反応）
❖動植物の活動
動物が食べ物を消化するとき、酵素の働きによりデンプンをブドウ糖に、タンパク質をアミノ酸に、脂肪を脂肪酸などに分解しています。これらの消化によりできた栄養素を、呼吸で取り込んだ酸素を使ってエネルギーに変え、二酸化炭素は放出します。
植物は光合成により光エネルギーと水と二酸化炭素を、炭水化物（糖やデンプン）と酸素に変えています。
❖私たちの身の回り
例えばパンを焼くときは、まず発酵によりイーストが糖を分解し、二酸化炭素 とアルコールが発生します。発酵した生地を焼いたときに、糖とアミノ酸が結合して、香ばしい香りの物質へと変化します。ステーキや焼き魚の焼き目もこれと同じ仕組みの化学反応です。
❖身近にある様々な製品
私たちの身の回りには、化学反応により生産された製品がたくさんあります。
電池や、漂白剤や接着剤、鉄やプラスチック、オムツなどの吸収材、有機ELや液晶、合成繊維、薬、インクや染料、化粧品など、生活を豊かにする素材があふれています。その多くは石油や鉱物などの天然資源から、化学反応により生産されています。
寄附の受付
ICReDDへの寄附は北大フロンティア基金のウェブサイトにて受け付けておりますので、寄附をご希望する方はこちらのリンクまで申し込み手続きを行っていただけるよう、よろしくお願いいたします。
（※2024年４月現在：寄附ページ更新準備中）