ICReDDでは、化学反応の設計と発見を通して、人類があらゆる化学反応を制御できるようになることを目指しています。計算科学、情報科学、実験科学を駆使して、化学反応が必要とされるあらゆる分野において、新しい技術と材料を開発し、それらを活用することに取り組んでいます。
ターゲットとする生成物への未知の反応経路を発見するためには、すべての化学反応経路を調べ尽くす必要がありますが、それは簡単なことではありません。しかし、ICReDDの基幹技術である「人工力誘起反応」(AFIR)法を用いることで、そのような網羅的な探索が可能となります。AFIR法は、有機合成反応、光反応、微粒子触媒、不均一触媒、相転移反応などの多様な化学反応に適用することができます。この方法で導き出される膨大な量のデータから、最適な反応経路を決定する必要がありますが、その際には、経路列挙、データマイニング、機械学習などの高度な情報技術による解析が必要となります。こうして予測した未知反応は、新しい実験方法や応用方法を開発するさまざまな分野の実験化学者によって、新しい実験方法として検証・実証され、新たな応用に向けた展開を目指します。
このページでは最近の研究と、拠点において推進している研究トピックをご紹介します。
最新の研究
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プレスリリース 計測過程そのものに人工知能を介入させることで計測を飛躍的に迅速化! 〜所望の識別精度を保証しつつ測定すべき領域を必要な回数だけ自律的に視る~
- 田畑 公次
- クレメント・ジャン-エマニュエル
- 小松﨑 民樹
2024年03月21日- research-news
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プレスリリース オミクロンXBB.1.5 のウイルス学的特性の解明 〜新型コロナウイルスの⽣態の全容解明に貢献すると期待〜
- 田中 伸哉
- 津田 真寿美
- 王 磊(ワン・レイ)
- フェルドース・ザナトゥール
2024年03月13日- research-news
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MANABIYA成果 プレスリリース 特徴的な異性化機構を示す光分子スイッチの開発に成功 ~酸素原子を他の元素に置換することにより望む性質が引き出される~
- 前田 理
- 原渕 祐
2024年03月01日- research-news
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プレスリリース オミクロンBA.2.86株のウイルス学的特性の解明〜流行拡大能力は高いが、病原性は低い〜
- 田中 伸哉
- 津田 真寿美
- 王 磊(ワン・レイ)
2024年02月26日- research-news
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アリルアルコールとギ酸塩から光照射下、γ-ラクトンを合成する手法を開発
- マンガオンカル・サイーシュ
- 林 裕樹
- デブバーマ・シュバンカー
- 原渕 祐
- 前田 理
- 美多 剛
2024年02月20日- research-news
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プレスリリース 光異性化の“ファントム状態”を暴く -最先端のフェムト秒分光と量子化学計算で化学反応の謎に決着-
- 武次 徹也
2024年01月25日- research-news
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