ICReDDでは、化学反応の設計と発見を通して、人類があらゆる化学反応を制御できるようになることを目指しています。計算科学、情報科学、実験科学を駆使して、化学反応が必要とされるあらゆる分野において、新しい技術と材料を開発し、それらを活用することに取り組んでいます。
ターゲットとする生成物への未知の反応経路を発見するためには、すべての化学反応経路を調べ尽くす必要がありますが、それは簡単なことではありません。しかし、ICReDDの基幹技術である「人工力誘起反応」(AFIR)法を用いることで、そのような網羅的な探索が可能となります。AFIR法は、有機合成反応、光反応、微粒子触媒、不均一触媒、相転移反応などの多様な化学反応に適用することができます。この方法で導き出される膨大な量のデータから、最適な反応経路を決定する必要がありますが、その際には、経路列挙、データマイニング、機械学習などの高度な情報技術による解析が必要となります。こうして予測した未知反応は、新しい実験方法や応用方法を開発するさまざまな分野の実験化学者によって、新しい実験方法として検証・実証され、新たな応用に向けた展開を目指します。
このページでは最近の研究、MANABIYA成果と、拠点において推進している研究トピックをご紹介します。
最新の研究
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プレスリリース CO2と可視光でβ-アミノ酸を合成する新反応を開発 〜計算科学のサポートに基づく環境調和型合成法を実現〜
- 美多 剛
- 前田 理
- 原渕 祐
- 林 裕樹
- 田中 耕作三世
- 髙野 秀明
2025年07月11日- research-news
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- プレスリリース
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プレスリリース 安定性と迅速強化を両立する自己強化ゲル材料の開発 ~計算・情報・実験の融合研究によって設計指針を提案~
- 江 居竜(ジアーン・ジュロン)
- ストウブ・ルーベン
- 原渕 祐
- ヴァーネック・アレクサンドル
- 龔 剣萍(グン・チェンピン)
- 前田 理
2025年07月11日- research-news
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- プレスリリース
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プレスリリース 計算化学を駆使してケトンの新規光触媒機能を発見~カルボン酸の新たな分子変換技術が医薬品探索研究を推進~
- 林 裕樹
2025年07月07日- research-news
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ベイズ最適化による高性能有機EL材料の探索
- 相澤 直矢
- 原渕 祐
- 前田 理
2025年05月02日- research-news
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二種配位子混合系ホウ素触媒による、カルボン酸の光誘起直接β-アリル化反応の開発
- 澤村 正也
- 黃 仲揚(ファン・チュンヤン)
- 清水 洋平
2025年04月11日- research-news
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プレスリリース イジング計算で化学反応のパターンを抽出 ~イジングマシン/量子コンピュータによる正確・高速な化学反応解析への応用に期待~
- 水野 雄太
- 秋山 世治
- 長田 裕也
- 小松﨑 民樹
2025年03月05日- research-news
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