ICReDDでは、化学反応の設計と発見を通して、人類があらゆる化学反応を制御できるようになることを目指しています。計算科学、情報科学、実験科学を駆使して、化学反応が必要とされるあらゆる分野において、新しい技術と材料を開発し、それらを活用することに取り組んでいます。
ターゲットとする生成物への未知の反応経路を発見するためには、すべての化学反応経路を調べ尽くす必要がありますが、それは簡単なことではありません。しかし、ICReDDの基幹技術である「人工力誘起反応」(AFIR)法を用いることで、そのような網羅的な探索が可能となります。AFIR法は、有機合成反応、光反応、微粒子触媒、不均一触媒、相転移反応などの多様な化学反応に適用することができます。この方法で導き出される膨大な量のデータから、最適な反応経路を決定する必要がありますが、その際には、経路列挙、データマイニング、機械学習などの高度な情報技術による解析が必要となります。こうして予測した未知反応は、新しい実験方法や応用方法を開発するさまざまな分野の実験化学者によって、新しい実験方法として検証・実証され、新たな応用に向けた展開を目指します。
このページでは最近の研究、MANABIYA成果と、拠点において推進している研究トピックをご紹介します。
最新の研究
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プレスリリース ボールミルを用いた化学反応では、生成物の「流れ」が 反応を加速することを理論的に予言
- 山本 哲也
- 久保田 浩司
- 原渕 祐
- 伊藤 肇
2025年01月24日- research-news
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銅のフォトレドックス触媒反応を介したアルコールとトリフルオメチルアレーンの脱フッ素C‒Oカップリング
- 陳 旻究(ジン・ミング)
- 黃 仲揚(ファン・チュンヤン)
2025年01月23日- research-news
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プレスリリース 分子を微分!? 数学の力で新触媒創出 ~新たな触媒開発指針を提案~
- 松岡 和
- 大城 泰平
- 原渕 祐
- 岩田 覚
- 前田 理
2024年11月14日- research-news
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選択的脱フッ素水素化反応における水素原子移動試薬としてのN-ヘテロ環状カルベンボランの機構解明
- ジャイスワール・アミット・クマール
- 前田 理
- 黃 仲揚(ファン・チュンヤン)
2024年11月14日- research-news
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写真を使った画像機械学習によりペロブスカイト酸水素化物のヒドリド含有量制御および高精度予測を達成
- 井手 雄紀
- 瀧川 一学
- 猪熊 泰英
2024年10月29日- research-news
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MANABIYA成果 プレスリリースコバルト触媒を用いて多様な低分子骨格の構築を実現
- 美多 剛
- 前田 理
2024年10月21日- Manabiya
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