ICReDDフェロー/大学院理学研究院の澤村正也(さわむら まさや)教授におかれましては、ご療養中のところ、2026年4月21日にご逝去されました。ここに謹んでお知らせいたします。
澤村先生は、配位子設計による超高効率で有用な触媒設計や新規化学反応の開発、反応機構の理論的解明に関する研究に従事され、有機化学・生命科学・計算科学の融合研究を先導されました。2018年12月にWPI-ICReDDが北海道大学に設立された当初から2023年3月までの期間、ICReDDにて主任研究者を務められ、23年4月よりその役を後進に譲られてからも引き続きフェローとしてICReDDの研究にご協力くださいました。
澤村先生はまた、ICReDDが広義の化学反応の発見に関する研究への顕著な貢献を表彰し、科学技術の発展に寄与することを目的として創設した表彰制度「鈴木章賞」組織委員会の委員長、および同賞の「アキラ・スズキ・アワード」(実験科学部門)の選考委員長も務められました。
2025年開催の「第5回鈴木章賞授賞式&第9回ICReDD国際シンポジウム」(2025年10月16日(木))では、声の調子が万全ではないということで、授賞式でのご挨拶・受賞者の発表を組織委員会/副委員長である武次徹也教授に託されたものの、授賞式に続く受賞者講演では、当初予定にはなかった講演会の座長を自ら進んで務めてくださり、力強く元気なお姿を見せてくださいました。
澤村先生のこれまでのご功績に敬意を表し、ICReDDへのご尽力に感謝するとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD)拠点長
前田 理