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リスト特任教授がノーベルメダル公式レプリカを北大に寄贈しました

 8月28日(水)、ICReDD 主任研究者(PI)でマックス・プランク石炭研究所のベンジャミン・リスト特任教授/ユニバーシティプロフェッサーが、北海道大学にノーベル賞メダル公式レプリカを寄贈しました。

 ノーベル賞メダルの公式レプリカは、ノーベル財団から三個を上限に受賞者に授与されるもので、そのうちの一つが北大に寄贈されました。

 

 

 2021年にノーベル化学賞を受賞したリスト先生は、ICReDDが設置された2018年当初よりPIとして参画し、ICReDDにおける計算(理論)科学・情報科学・実験科学の三分野融合による化学反応開発に取り組んできました。ICReDDが掲げるスローガン “Revolutionize Chemical Reaction Design and Discovery”(「化学反応設計と発見の革新」)は、リスト先生の考案によるものです。

 リスト先生へは、2022年に北海道大学ユニバーシティプロフェッサーの称号が授与され、2023年4月からはリスト先生を中心とした次世代有機触媒開発を目指す研究プロジェクト「Listサステナブル DX 触媒連携研究プラットフォーム(Listプラットフォーム)」が始動しています。

 

 リスト先生には、ノーベル賞受賞前からのICReDDとの縁と、ユニバーシティプロフェッサーの称号への感謝の気持ちから北海道大学を「研究における第二のホーム」と感じているとして、かねてよりメダル公式レプリカを寄贈したいとの意向がありました。今回の寄贈にはそうした北海道大学への感謝の意が込められています。また、次世代を担う若い世代へ向けた「“Follow your enthusiasm”(自分自身の熱意を追い続けること)」というメッセージが綴られた色紙も贈られました。メダル公式レプリカは広く一般の方々へも見ていただきたいとのリスト先生の想いから、準備が整い次第、総合博物館に展示される予定です。

北海道大学 広報・社会連携本部 提供