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Listプラットフォームシンポジウムをドイツ マックスプランク石炭研究所にて開催しました。

7月30日(水)~31(木)の2日間、ICReDDはListサステナブルDX触媒連携研究プラットフォーム(Listプラットフォーム、List PF)、及びドイツ マックス・プランク石炭研究所と共同で、第3回Listプラットフォームシンポジウムをドイツにて開催しました。

講演者とリストPFアドバイザリーフェロー、寳金総長 (Photo©Max-Planck-Institut für Kohlenforschung)

Listプラットフォームは、ICReDD主任研究者(PI)でマックス・プランク石炭研究所のベンジャミン・リスト特任教授/ユニバーシティプロフェッサーを中心とし、2023年4月より始動した共同研究プロジェクトです。計算科学やロボット・機械学習・人工知能などのDX技術との融合により、環境負荷やSDGsに配慮した次世代有機触媒(サステナブルDX触媒)の開発を飛躍的に進展させるとともに、その関連分野を連携研究として拡張・加速させることで、次世代有機触媒開発における世界的研究拠点としての地位確立を目指します

当シンポジウムは第1回、第2回を札幌キャンパスICReDDホールにて開催し、3回目となる2025年度はリスト特任教授の原籍機関であるマックス・プランク石炭研究所の協力を得て、ドイツのミュールハイム・アン・デア・ルール市での開催となりました。

シンポジウムは、マックス・プランク石炭研究所のディレクター統括であるフランク・ネーゼ教授、続いてICReDD拠点長の前田 理教授、並びにリスト特任教授の3名による挨拶から開会しました。2日間のプログラムでは国内外からの招待講演者11名による講演が行われ、また初日のポスターセッションでは23名(北大16名、ドイツ7名)の若手研究者が発表を行いました。

(Photos ©Max-Planck-Institut für Kohlenforschung)

 

 

シンポジウム2日目には寳金清博 北海道大学総長も参加され、寳金総長からの閉会の挨拶をもってシンポジウムは盛会のうちに終了となりました。

参加者は、北大及び国内関係機関、マックス・プランク石炭研究所のほか、ミュールハイム近郊都市の研究機関などから合わせて213名(2日間のべ)となり、Listプラットフォームが目指す次世代触媒開発への関心の高さが伺えました。
ICReDD及びListプラットフォームでは今後もこのようなシンポジウムや講演会などの開催を通じて、拠点における研究を世界へ発信するとともに、様々な分野の研究者との融合研究を展開し、次世代を見据えた世界的研究拠点としての地位確立を目指していきます。