研究

計算主導による新反応開発の実例をまとめた論文が発表されました。

ICReDDの研究者らにより、計算主導による反応開発事例をまとめたPerspectiveが発行されました。
既存の実験結果に立脚し、量子化学計算により反応収率や選択性を向上させた反応例は含めず、計算予測が新しい反応の発見に大きく貢献した研究を集めて収録しています。

このPerspectiveは以下の5つのセクションから成り立っています。

Section 1 反応開発に計算化学を使う目的、その方法 
Section 2 量子化学計算による反応経路の求め方
Section 3 量子化学計算が反応開発に役立った実例
Section 4 反応経路自動探索法による新反応開発
Section 5 問題点と今後の課題

オープンアクセスですので誰でも閲覧することができます。

詳細は、林裕樹、前田理、美多剛らによる論文(DOI: 10.1039/D3SC03319H)に
掲載されています。