研究

ボールミルを用いたハロゲンアリール固体ポリフルオロアリール化反応の開発

北海道大学化学反応創成研究拠点 (WPI-ICReDD) の研究者らは、反応性が低く、加水分解しやすいポリフルオロアリールボロン酸を用いるクロスカップリング反応の効率が、ボールミルを用いたメカノケミカル条件で大幅に改善されることを見出しました。この反応は、添加剤を必要とせず、市販のパラジウム触媒系で効率良く進行します。また、反応に使用する有機溶媒の量を削減できるという利点もあり、より環境負荷を抑えた形で機能性材料などに重要なポリフッ素芳香族化合物を合成することができます。