アミン、ジフルオロカルベン、CO2からのジフルオログリシン誘導体の合成：計算による反応設計と応用
我々の研究グループでは人工力誘起反応 （AFIR）法を用いて、アミン、ジフルオロカルベン、CO2から様々なフッ素化グリシン誘導体（α,α-ジフルオログリシン）が供給可能な手法を開発しました。得られたジフルオログリシン誘導体は、新しいジフルオロカルベンの前駆体としての利用、光電子移動触媒を用いるラジカル置換反応、N-ヘテロ環状カルベンのリガンドとしての合成応用など、その汎用性は非常に高いものです。
詳細は、前田理、美多剛らによる論文（DOI: 10.1002/chem.202100812）に掲載されていす。
論文情報
論文名 Synthesis of Difluoroglycine Derivatives from Amines, Difluorocarbene, and CO2: Computational Design, Scope, and Applications（アミン、ジフルオロカルベン、CO2からのジフルオログリシン誘導体の合成：計算による反応設計と応用）
著者名 林裕樹、高野秀明、勝山瞳、原渕祐、前田理、美多剛
雑誌名 Chemistry A European Journal
DOI: 10.1002/chem.202100812
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